この記事の結論
- 基本は事前にトイレのある施設を確認しておくこと、携帯トイレは「念のため」の備え
- 携帯トイレには凝固剤タイプ・吸収シートタイプ・簡易トイレ本体タイプがある
- 車内で使う場合は、目隠しと匂い・衛生対策をあわせて用意しておくと安心感が変わる
- 使用後のゴミは持ち帰りが基本、密閉できる袋を多めに用意しておく
車中泊を検討する人の多くが、口には出しにくいものの気になっているのがトイレの問題です。
人前では聞きにくいぶん、出発前に自分で調べておきたい人が多いテーマです。
車中泊でトイレはどう確保するのか
車中泊中のトイレは、まず周辺の施設のトイレを利用することを基本の前提として考えます。
道の駅・RVパーク・SA/PAなど、車中泊の候補になる場所の多くは24時間利用できるトイレを備えています。
停める場所を決める段階で、トイレの有無と営業時間(施設によっては深夜に閉鎖される場合もあります)を事前に確認しておくと安心です。
そのうえで、夜間の急な体調不良や渋滞で身動きが取れないときなど、施設のトイレがすぐに使えない場面に備えて、携帯トイレを1つ車に積んでおくと安心感が大きく変わります。
携帯トイレの主なタイプと選び方
凝固剤タイプ
専用の袋に排泄したあと、付属の凝固剤(高分子吸収体)を入れて素早くゲル状に固める仕組みのタイプです。
1回分がコンパクトにパッケージされていて、価格も1回あたり数百円程度からと手を出しやすく、携帯トイレの中でもっとも一般的なタイプといえます。
防災用の備蓄品としても販売されているため、車中泊用だけでなく非常用の備えとしても兼用しやすいのが特徴です。

参考: 凝固剤タイプの携帯トイレの例
携帯トイレ 凝固剤タイプ(手袋・ゴミ袋付き 6回分セット)
専用の袋に排泄したあと凝固剤を入れてゲル状に固める、もっとも一般的なタイプです。個包装で車に常備しやすく、防災用の備蓄品としても兼用できます。
参考価格:666円(税込・6回分)
※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。
吸収シートタイプ
ペット用のトイレシートに近い構造で、水分を吸収してゲル化させるタイプです。
主に軽い用途向けで、簡易トイレ本体と組み合わせて使う製品が多く見られます。
シート単体を袋に敷いて使う簡易的な使い方もできますが、固定力は凝固剤タイプほど強くないため、単独での使用は少量・短時間の用途に向いています。
ホームセンターやペット用品コーナーで入手しやすい反面、車中泊専用の携帯トイレとしては凝固剤タイプほど品揃えが多くないため、繰り返し使う予定があるなら凝固剤タイプと使い分けるのがおすすめです。

参考: 吸収シートタイプの携帯トイレの例
簡易トイレ 消臭シート(吸収シートタイプ・60回分)
水分を吸収してゲル化させるシートタイプで、大容量1000ml吸収に対応しています。凝固剤を使わずそのまま使えるシンプルさが特徴です。
参考価格:2,848円(税込・60回分)
※価格は記事執筆時点のものです。
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簡易トイレ本体(据え置き型)
折りたたみ式の便座フレームや、バケツ型の容器に袋をセットして使うタイプの本体です。
車内である程度スペースを取りますが、座って使えるため、しゃがむ動作が難しい人や、繰り返し使う場面を想定している人に選ばれています。
使う頻度が低いなら凝固剤タイプの携帯トイレのみ、繰り返し使う可能性があるなら簡易トイレ本体も検討、というのがタイプ選びのおおまかな目安です。

参考: 簡易トイレ本体の例
スツーレ 折りたたみ簡易トイレ
防災士監修の防災ブランドが手がける、繰り返し使える据え置きタイプの簡易トイレです。防災グッズ大賞を2年連続受賞しており、車中泊用としてだけでなく非常用の備えとしても兼用できます。
¥3,380(税込)
※価格は記事執筆時点のものです。
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車内で使う場合に用意しておきたいもの
目隠し用品
車内で携帯トイレを使う場合、周囲からの視線を遮る工夫が欠かせません。
車中泊用のカーテン・目隠しシェードで窓を覆うことに加えて、車外に設置するポップアップ式のトイレテントを併用すると、着替えや簡易トイレの利用がしやすくなります。
参考: ポップアップ式トイレ・着替えテントの例
ポップアップテント(着替え・簡易トイレ兼用)
ワンタッチで広げられる折りたたみ式のテントです。防水・UVカット仕様で、車外での着替えや簡易トイレ利用時の目隠しとして使えます。
参考価格:3,398円(税込)
※価格は記事執筆時点のものです。
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匂い・衛生対策
使用後の携帯トイレは、防臭効果のある密閉袋に入れてから車内のゴミとしてまとめるのが基本です。
使用済みの携帯トイレは、施設のゴミ箱に捨てず必ず自宅などに持ち帰るのがマナーです。
凝固剤には使用期限が設定されている製品もあるため、車に常備しておく場合は定期的に期限を確認しておきましょう。
除菌シートやアルコールスプレー、使い捨て手袋もあわせて用意しておくと、車内を清潔に保ちやすくなります。
女性・子連れの場合に気をつけたいこと
女性ひとりでの車中泊や、小さな子ども連れの車中泊では、トイレの確保はより慎重に考えておきたいポイントです。
子連れの場合に気をつけたいこと
小さな子どもは一人でトイレに行かせるのが難しく、夜中でも保護者が毎回付き添うことになります。

車を停めた位置から施設のトイレまで距離がある場合、寝ぼけた子どもの手を引いて歩く分だけ時間もかかるため、到着したら早めにトイレの場所を確認しておくと夜間に慌てずに済みます。
おむつ替えが必要な年齢の場合は、施設側におむつ替え台があるとは限らないため、車内で替えられるように防水シートや使い捨てシートを用意しておくと安心です。
車内でおむつ替えや着替えをする機会が増えると、外からの視線を遮る目隠しの必要度も一段と上がります。
カーテン・目隠しシェードは窓の隙間なく覆えるものを選び、普段より丁寧にチェックしておきましょう。
女性ひとりの場合に気をつけたいこと
女性ひとりで車中泊をする場合、夜間にひとりで施設まで歩くこと自体に不安を感じる人が少なくありません。
車を停める位置と施設のトイレまでの距離の目安として、できれば徒歩1分程度、少なくとも建物の明かりや人の気配が常に見える範囲を意識して選ぶと安心感が変わります。
夜間の移動をできるだけ避けられるよう、明るく人通りのある施設を選ぶ、寝る前に必ずトイレを済ませておくといった工夫が助けになります。
明るさや人通りの具体的な見極め方は、車中泊スポットの選び方を解説した記事の中で街灯や人通りとのバランスの考え方として詳しく紹介しています。
子連れの車中泊での持ち物や過ごし方の工夫については、属性・シーン別のカテゴリで別途詳しく取り上げる予定です。
まとめ
車中泊のトイレは、施設のトイレを基本にしつつ、携帯トイレを念のための備えとして持っておくという考え方が現実的です。
凝固剤タイプ・吸収シートタイプ・簡易トイレ本体から、使う頻度に合わせて選んでみてください。
目隠しと匂い対策をあわせて準備しておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。
今日のアクション
- 行き先候補の施設に、トイレがあるか・24時間使えるかを調べておく
- 凝固剤タイプの携帯トイレを1〜2回分、車に常備しておく
- 使用済みゴミを持ち帰るための密閉袋を用意しておく
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